ヒルズワークショップフォーキッズ2026「夏の音をつくろう!〜はじめてのフォーリー体験〜」ワークショップレポート

2026年8月1日(土)、J-WAVE主催、findits企画・運営による夏のワークショップ「夏の音をつくろう!〜はじめてのフォーリー体験〜」が開催されました。

今回のテーマは、映画やドラマなどで使われる「フォーリー」の世界。

フォーリーとは、身近なものを使って、映像に合わせた本物そっくりの音をつくること。子どもたちにフォーリーアーティストになってもらい、「雨」「海」「焚き火」という3つの夏の音づくりを体験しました。

目次

身近なものが、雨や海、キャンプファイヤーの音に

最初に映像を見ながら耳をすませてみると、聞こえてくるのは雨の音、波の音、そして焚き火が燃える音。実はこれらはすべて、本物の自然の音ではなく、身近なものを使ってつくった音です。

「今日はみんなに、フォーリーアーティストになってもらいます」

そんな呼びかけから、ワークショップがスタートしました。

今回体験するのは、雨、海、焚き火の3つの音。

雨の音では、南米が起源と言われる楽器「レインスティック」を制作。雨、海、焚き火の音をさまざまな身近な素材を使って再現し、音響機材を通して映像と一緒に聞くというワークショップです。

世界でひとつのカラフルな音楽器、レインスティックづくり

レインスティックづくりでは、まず音が鳴る仕組みをつくり、その後は自由に飾り付けという流れ。

色の組み合わせを考える子、形そのものから発想を広げていく子。趣向を凝らした飾り付けをしたり、自分で考えたテーマに合わせてデザインをつくったりと、同じ材料からスタートしているのに、できあがったものは驚くほどさまざま。

どの子も、用意した素材から好きな色やひらめいたテーマで、どんどん進めていきます。「こんなものをつくりたい」というイメージと強い意志がもってつくっていく姿に驚かされたり、なんだか嬉しい気持ちになったりもしました。

耳をすませると、目の前に海が広がる

音の体験コーナーでは、自分で音を作ることに挑戦。レインスティックを使って雨の音を、海のコーナーでは、素材や組み合わせの異なるいくつかの音を試しながら、「どれがいちばん海らしい音になる?」と聞き比べしました。音響機材を通し、映像と一緒に聞いてみると、ヘッドホンからは「ザザーッ」と波が寄せてくるような音。

「波の音に聞こえる!」
「すごい!」

と目を輝かせる子どもたち。

音を聞くまでは物静かだった子が、聞き終わった瞬間にぱっと笑顔になり、

「すごい。海だった……!」

と話してくれた姿も印象的でした。

素材によっても聞こえ方は少しずつ違います。

「これは波打ち際みたい」
「こっちは大きな波かな」

そんなふうに音の違いを聞き比べながら、親子で想像を膨らませる場面もありました。

キャンプファイヤーのコーナーでは、「焚き火バッグ」をつくって「パチパチ」という音をつくります。小さなバッグを手に、微妙に動かし方を変えて音の変化を楽しんでいる子がたくさんいました。

そして今回、子どもたちと同じくらい大きなリアクションを見せていたのが、保護者のみなさんです。ヘッドホンをつけて、お子さんが作り出した音を聞くと、

「えー! すごい!」
「本当に波の音だ!」
「わぁ!ほんとに火がパチパチしてるみたい」

と、大人の方がびっくり。

その反応を見た子どもが、ちょっと得意そうに嬉しそうな表情を浮かべます。

子どもが体験するだけではなく、自分がつくった音を誰かに聞かせ、その人が驚いたり喜んだりする。そんなやりとりまで含めて、音づくりを楽しんでいる様子が見られました。

レインスティックの飾り付けを一緒に楽しむ保護者の方も多く、音を聞き比べながら感想を言い合う親子も。

子どもだけで完結するのではなく、大人も一緒になって「こんな音になるんだ」と発見できたことも、今回のワークショップならではの光景でした。

「感想を言いたい!」

ワークショップの終盤には、子どもたちから突然、

「感想を言いたい!」

という声もあがるという一幕も。

「いろんな音が聞けて楽しかった!」
「飾り付けも楽しかった!」

と、ひとり、またひとりと自分から感想を話してくれて、思いもかけなかった展開に、スタッフ一同感激。素直な言葉の数々を聞いて、自然と全員が笑顔になりました。

findits から

映像も音楽も、テクノロジーによってあっという間にできてしまう今の時代。だからこそ、リアルな世界にしかない音の美しさや不思議さに関心を寄せてもらうきっかけになれば、という思いを込めて本ワークショップでは、「フォーリーアーティスト」というテーマを設定しました。
自然の音を身近な材料と工夫で再現するフォーリーアーティストは、音や自然への興味と理解、そしてクリエイティビティが必要な仕事。参加したお子さんたちの創意工夫と、音に向き合う様子は小さなフォーリーアーティストそのものでした。そんなアーティストたちが作り出す音を保護者とお子さんが一緒に楽しむことで、よりワークショップの楽しみが増したようです。


撮影:安藤マミコ 

イベントについて

夏の音をつくろう!〜はじめてのフォーリー体験〜(ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ2025内 / J-WAVE 主催)
企画・運営:findits
日時:2026年8月1日(土)
場所:場所:六本木ヒルズ ウェストウォーク特設会場

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