2024年7月28日、六本木ヒルズでワークショップ「英語の絵本を見て聞いて、わたしだけのアートをつくろう！」が開催されました。
J-WAVEこどもみらいプロジェクトの主催による今回のワークショップは、J-WAVEと日本出版販売（日販）との協同事業である「ものがたりレコーズ」を体験するという内容。finditsはアートワークの体験をプロデュースとして参加しました。
「ものがたりレコーズ」は、美しいビジュアルと想像力をかきたてられる外国の絵本と、J-WAVEでもおなじみのネイティブスピーカーによる英語での朗読を聴けるサービスで、国際感覚と感性の両方を育てたいと考える保護者から高い支持を得ています。
今回のワークショップで取り上げたのはイギリスの絵本『The Museum of Me』。
主人公の女の子がロンドンにあるさまざまな美術館や博物館に行きま新聞の切り抜きやバーコード、モノクロの写真などを使ったコラージュアートで構成されています。
まずは、英語の朗読と日本語の読み聞かせで絵本の世界を楽しみます。
その後、コラージュとは何か、というお話の後、コラージュアート体験にうつります。
今回、こちらのコラージュアート体験をfinditsが担当し、アートディレクターとして活躍するnomogramの野本奈保子さんの監修で、「身近なものをつかって自分を主人公にしたアート」をお子さんたち自身がつくるという内容です。
ワークショップの開催前にポートレートを撮影し、その写真をメインに新聞や雑誌、包装紙、花紙、を使ってコラージュアートを作っていきます。その際、新聞や雑誌はすべて英字のもの。英語の絵本の世界観そのままにアート体験をしてもらいました。
子どもにとっておなじみのシールや折り紙はなし。大人向けの新聞や雑誌だけで楽しんでもらえるか、少しだけ不安でしたが、ワークショップが始まると、子どもたちは夢中になって新聞や雑誌を使ってコラージュをしていきます。
大人が予想もしなかった形をつくったり、雑誌からイラストを切り抜いたり、英字新聞から言葉を見つけて、貼り付ける子も。どのお子さんも手がとまることがなく、そのオリジナリティや想像力に驚かされるばかり。
最後はフレームも自分たちで作って完成です。「楽しかった！」「もう少しやりたい」という声がいろんなところから聞こえてきます。
最後はみんなで作品とともに集合写真をパチリ。
アート制作に夢中になって、手が止まらないお子さんの姿も多く見られました。
最後はものがたりレコーズの絵本を１冊好きなものを選んでおみやげに。
お家に帰っても、英語の絵本と自分のアート作品を楽しんでもらえたら、スタッフ一同うれしいです。
●ものがたりレコーズとは
海外の絵本、英語朗読、ライナーノーツがセットになって自宅に届くサービス。朗読はレコードとデジタル音源のふたつから選べる。現在３つの絵本がラインナップ。美しいビジュアルと心地よい英語の朗読で、豊かな英語そして異文化体験をすることができる。
「NOP」 ぬいぐるみのクマノップが自分の居場所を見つける冒険の物語。（英語朗読 ハリー杉山）
「THE MUSEUM OF ME」 主人公の女の子が美術館や博物館をめぐって自分の「好き」を見つける（英語朗読 豊田エリー）
「THE BEAR IN THE STARS」氷の国を失ったシロクマが、新しい場所を探して旅をする（英語朗読 サッシャ）
絵本＋レコード、デジタル音源 3960円
絵本＋デジタル音源 3300円
絵本３作品セット レコード、デジタル音源 11000円
絵本３作品セット、デジタル音源 9500円
レコードプレイヤー 11000円
●コラージュアートとは
「コラージュ（collage）」は、「糊で貼り付ける」という意味のフランス語「coller」から派生した言葉で、新聞、雑誌、パンフレットや包装紙などあらゆるものを素材として、写真や文字、絵を切り抜いて、画用紙などの台紙に貼って作り上げるアートの技法です。もともとは２０世紀初め、キュビズムの時代にピカソやブラックらが異素材を貼り付けて作品をつくる「パピエ・コレ」が始まりと言われています。意外な組み合わせから何かを表現することができ、絵画の技術がない子どもでも楽しむことができるアートでもあります。
＊findtisでは、アート、ライティング、デザインなどさまざまなクリエイティブなワークショッププランが可能です。お問い合わせはこちらへ。
【イベントについて】
ヒルズ・ワークショップ・フォー・キッズ2024 内「英語の絵本を見て聞いて、わたしだけのアートをつくろう！」
日時：2024年7月28日（日）11時〜17時30分 4回開催
場所：六本木ヒルズ ウェストウォーク特設会場
